朝、布団から出る時に、肌寒く感じるようになってきましたね。
二十四節気では「霜降」。霜が降りはじめるころです。
秋にはお便りを二通、お届けしました。
ここからは、冬のお話を。
大切なことは変わりません。
その季節が本格的になる前から、ケアをしていく。
秋は「乾く前から」でした。
冬は、「冷える前から」です。
冬は「水」の季節。気にかけたいのは、腎臓と膀胱
東洋医学の「五行」では、季節を木・火・土・金・水の5つに分けて考えます。
冬は「水」。冷えの季節です。
気にかけたいのは、腎臓と膀胱。
足先や腰の冷え、腰のだるさ、耳の違和感、朝なかなか起きられないこと。
そんなサインが出てくる前に、ここの反射区を揉んでおきます。
先日、インスタグラムのストーリーズで「この秋、気になっているのは?」とお聞きしました。
その時に3人に1人の方が「冷え」と答えてくださっています。
立冬(11月7日)は、まだ先でしたが、冬の気配が近づいていたのかもしれませんね。
今回は、足もみの「いちばん基本の場所」です
第1回のお便りの終わりに、「本当は、足全体を揉むのがいちばんいい」と書きました。
つま先から膝の上まで、全体を揉む。そうすることで、全身の血の巡りが良くなります。
そのとき、はじめと終わりに必ず揉む場所があります。今日の4つの反射区です。
腎臓・輸尿管・膀胱・尿道。
反射区は4つですが、足の上ではひと続きの、ライン上にあります。
体の中でいらなくなったものが、外へ出ていく道。
いらなくなったものを、きちんと外へ出してあげたい。
だから、はじめに一度、終わりにもう一度、揉むのです。
それくらい、体の外に出すことは大切なこと。
ここを若石健康法では「基本ゾーン」と呼んでいます。
冬の臓腑が、そのまま足もみの土台でもある。
ここから先のお便りでも、そのとき揉む反射区の前と後に、基本ゾーンを揉むようにしてください。
場所と揉み方

足の裏からはじまって、足の内側面へ回り込むライン上にあります。
①から④の順に、矢印の方向へ揉んでいきます。
どこも、親指の腹で1列につき3〜5回。反対の手で、足の甲側を支えて。

① 腎臓
足の指をぜんぶ、内側にギュッと曲げてみてください。まんなかあたりに、くぼみができます。 そのすぐ下、500円玉くらいの大きさのところです。
▸ 3列。写真の矢印の方向に。
② 輸尿管
①の中央から、足の内側にあるくるぶしの下の、やわらかいふくらみへ。
▸ 線を引くように。
③ 膀胱
内くるぶしの下の、ふくらみの部分。 足裏と側面に、半分ずつかかっています。
▸ 足裏側を1列、側面を1列。計2列。写真の矢印の方向に。

④ 尿道
③から、内くるぶしのうしろ脇にかけてのライン。
▸ ③から、まっすぐ引きます。
すべて、左足も右足も、同じところにあります。
揉むときの、5つのこと
- はじめる前に、足にクリームを塗る(手と足を摩擦から守るため、すべりがよくなります)
- 左足から、もみます。
- 強さは「痛気持ちいい」が目安。
- 息を止めない。吐きながら押します
- 食後すぐ、お酒のあとは避ける
- 終わったら、白湯をコップ1〜2杯。排出を助けます。
お控えいただきたい方
足もみは、その方の状態によってはお身体に障ることがあります。
妊娠中の方、重い疾患をお持ちの方は、 医師にご相談のうえで、もしくはお控えください。
冬は、「温める」ことを意識して
冷やしたくないのは、足首・おなか・背中・首のうしろ。
レッグウォーマーや腹巻き、首元にはスカーフを巻くだけでも違う。
背中にある腎臓の位置に手を当てて温めてみるのもいい。
入浴もシャワーだけの日を減らして、湯船に。
黒豆、黒ごま、海藻。
黒いものは、冬の体に合うといわれます。
調理方法は時間をかけてコトコト火を通すものがおすすめ。
冬は、春に向けて力を蓄えておく季節といわれます。
動いて使うより、早めに休んで、すこしゆっくりする。それも養生のうちです。
おわりに
全部やろうとしなくて大丈夫です。
1箇所だけ揉んでみる。白湯を一杯飲む。
それだけでも、体は季節のほうへ向きはじめます。
今日の反射区は、これから先どの季節のお便りでも、最初と最後に揉んでほしい場所です。
ぜひ覚えてみてください。
冬のあいだに、もう一通。
風邪のころに、扁桃腺のところを書きますね。
冷えが本格的になる前に、どうぞ足からご自分の体をねぎらってみてください。
