私は毎日、自分の足をもんでいます。
健康のため。
体を整えるため。
そう思って始めた足もみですが、続けているうちに気づいたことがあります。
それは、
足をもむことで変わってきたのは、体だけではなかった
ということです。
以前の私は、
「もっと役に立たなければ」
「期待に応えなければ」
「何か良いことを伝えなければ」
そんな思いを抱えながら過ごしていました。
もちろん今もそう思うことはあります。
でも以前と違うのは、その思いに気づけるようになったことです。
足をもんでいると、
「今日はずいぶん力が入っていたな」
「本当は不安だったんだな」
「頑張りすぎていたな」
そんな自分の状態が見えてきます。
体はいつも正直です。
頭では大丈夫と思っていても、体は緊張していることがあります。
反対に、体がゆるむと心も少しほっとすることがあります。
最近では脳や神経の研究からも、体と心が深くつながっていることがわかってきています。
感情や思考は脳で生まれますが、その脳は体から届く情報を常に受け取っています。
呼吸が浅いとき。
肩に力が入っているとき。
疲れをため込んでいるとき。
私たちは知らないうちに心にも影響を受けています。
だから体を整えることは、心を整えることにもつながるのです。
私自身、足をもみ続ける中で大きく変わったことがあります。
それは、
「自分を何とかしよう」とするよりも、「今の自分に寄り添う」ことを覚えたこと。
調子の良い日もあれば、そうでない日もあります。
前に進んだと思ったら、また不安になる日もあります。
それでも、
「今日はこんな状態なんだね」
と自分に声をかけながら足をもむ時間は、自分との対話の時間になっています。
足もみは、ただ足をもむことではないのかもしれません。
自分の体に触れ、
自分の声を聴き、
自分との関係を育てること。
そんな時間なのだと感じています。

